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弊社では国立研究開発法人理化学研究所との共同研究において、カラオケトレーニングを3ヶ月(毎週2時間ずつ)行った結果、65歳以上の高齢者の認知機能(前頭葉機能検査スコア)を改善させ、また同時に舌圧や呼吸機能(1秒間強制吸気量)が改善するというデータが得られました。この実証実験は、週2時間のカラオケのトレーニングを3ケ月間続けることで、65歳以上の高齢者の認知機能低下を改善する効果があるか、また同時に舌圧や呼吸機能などを改善する効果があるかについても検証するために実施されました。3ヶ月後、認知機能として前頭葉機能検査、身体検査として舌圧と呼吸機能の測定を行った結果、カラオケトレーニングを実施したグループでは、カラオケ以外の活動を行ったグループよりも前頭葉機能検査のスコアを改善させ、特に葛藤指示とGo/NoGo課題の実行機能の認知機能において改善するデータが得られました。また、舌圧と1秒間強制吸気量が改善するというデータも示されました。
この舌圧や呼吸機能は、嚥下機能の評価にも使われる指標であるため、嚥下機能障害のリスク軽減に役立つことが示唆されます。カラオケトレーニングは高齢者でも取り組みやすいため、今後急速な増加が見込まれる高齢者の認知機能や嚥下機能のリハビリテーションへの応用、トレーニングの有用性が期待されます。 |
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| International Journal of Environmental Research and Public Health |
| 国立研究開発法人理化学研究所による国際ジャーナル投稿論文 |
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| ーOUTLINEー |
| 研究概要 |
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カラオケトレーニングによる効果実証研究の背景「脳活カラオケ図鑑」をツールとした認知機能改善の研究
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カラオケは1970年代に日本でカラオケマシンが開発されてから、世界中で人気のあるエンターテイメントになり、超高齢社会の現代では高齢者向けの施設で音楽療法やレクリエーションにも使用されています。今回の実証研究では、週2時間のカラオケのトレーニングを3ヶ月間続けることで65歳以上の高齢者の認知機能低下を改善する効果があるか検証するために実施されました。
また、同時に舌圧や呼吸機能などを改善する効果があるかについても検証しました。 |
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| ーRESULTー |
| 結果・考察 |
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研究結果では、高齢者において週2時間3ヶ月間のカラオケトレーニングを行うことで前頭葉機能検査のスコアが改善し、舌圧と1秒間強制吸気量も改善するというデータが示されました。前頭葉機能検査の中でも葛藤指示とGo/NoGo課題と呼ばれる2つの項目のスコアがよく改善されていました。これらのスコアが低下すると日常生活で様々な問題が発生すると考えられ、今回のトレーニングの有用性が期待されます。
また、舌圧や呼吸機能は、嚥下機能の評価にも使われる指標であるため、嚥下機能障害のリスク軽減に役立つことが示唆されます。カラオケトレーニングは高齢者でも取り組みやすいため、今後急速な増加が見込まれる高齢者の認知機能や嚥下機能のリハビリテーションへの応用が期待されます。 |